The Mr. T Experience
King Dork Approximately (2016) | |
前作から13年というあまりにも長い期間を経て久々のリリースとなる11th。本作は元々Frankの小説の続編的なものとして位置づけられているらしい。前作後の沈黙化している間にソロ活動などがあったものの、どんなに時間が経ってもいつもと変わらない姿、音が込められている作品である。もちろん作品全体を俯瞰すると若干Power Popに寄っていて往年のPop Punk感は薄れており、そこからは時の流れなどを感じずにはいられない。しかし若干Power PopやSurf Popに寄り気味とは言え収められているのはスイートなメロディとそれを引き立てるキレのあるアレンジであり、スピード感そのものは失われており往年の姿そのものを期待することは難しく、楽曲自体も長めになっていたりなどはするが、基本姿勢は変わっていないと断言できる。派手さもなく、教科書通りではあるからこそバンドとしての地力が問われるが、年月が経っても一切ぶれない姿勢が込められており、円熟したバンドの姿があると言えるだろう。全12曲。 | |
☆☆☆★★ | Sadistic Masochism / King Dork Approximately Still Not Done Loving You Mama / Gooey Glasses I Wanna Ramone You / King Dork Redux / Down With The Universe |
Old School Pop Punk | The Queers "Punk Rock Confidential" |