thewarpedradio

Nerf Herder

IV (2008)
Honest Don’sから離れてOglioから発売された6年振りとなる4th。今作では前作でJoey Capeのプロデュースから離れたことに起因する変化がより顕著となり、1曲目から大胆にKeyboardを取り入れて、前作までの流れを維持しつつもPowerPopに少しずつ寄って来ている印象を受ける。しかし決してPower Pop一直線というわけではなく、8曲目のようなミドルテンポで聞かせながらも途中で爆発をするようなパンキッシュさも相変わらず持ち続けており、その絶妙なバランスは彼ら独特のものであって相変わらずの西海岸の陽気さはそのままに、メランコリックなポップなメロディが非常に気持ち良い作品になっている。またWeezerのような泣き虫メロディやポップネスも強調されていたり、今作ではLed Zeppelinについての曲があるなど、相変わらずの王道を行きながらもどこか変化球さも感じさせる作品である。全12曲。
☆☆☆★★ Oh Me, Oh My / Golfshirt, Part 2 / WTC #7 / Crocodile
Garage Sale / Led Zeppelin Rules / Dance
Power Pop Bracket "Requiem"