thewarpedradio

7-10 Split

The Stars Have Fallen (2002)
New Schoolに移籍してリリースされた本作を持って一気に知名度を上げた彼らの2nd。方向性は前作までと同様でありながらも、一気に洗練されて垢抜けた作品に仕上がっている。緩急は駆使ししながらもザクザクと刻むギターに少しエモーショナルな要素も含まれたメロディが絡み合い、適度な速さを持って最後まで一気に駆け抜けていく力強さが存分に出ている。ただそれだけでなく3曲目のようにシンプルに疾走していくと思ったら途中でファミコンのような電子音を入れ込んでいたり、ポップでクリーンな部分だけでなくスクリームやシャウト気味のボーカルやコーラスがあったり、ブレイクダウンまでも織り交ぜていたりなど、メロディを活かすためのさりげないアレンジが多彩であり、勢いだけでなくしっかりと作り込まれている。そのためにそれぞれの楽曲が似ているようで、すべてが異なる表情を見せている派手さはないながらも名盤である。全12曲。
☆☆☆☆ The Stars Have Fallen / Carpe Diem / Heartless / Edwin Coy
Disowning Jason / Moving On / First Offendment
Fast Melodic Punk Off The Record "Mulligan"