thewarpedradio

Showoff

Waiting For You (2006)
レーベルの改変などのトラブルに巻き込まれた形で未発表のアルバムを残したまま2002年に電撃的な解散をした彼らが3年の沈黙を経て中心メンバーであったChrisを中心にAugust Premierのメンバーなどと制作をしたEP。イリノイ州のバンド特有のPop感と勢い、そして甘酸っぱさが目立つ楽曲は盟友のAllisterを彷彿とさせる部分もあるが、こちらのほうがより青臭さが強めである。そしてPop Punkの軽やかな疾走感や甘酸っぱいメロディはそのままであるが、それぞれが非常に洗練されたのが本作であり、更には洗練されつつも力強さは前作以上であり、この絶妙なバランスが曲数は少ないながらも完成度を押し上げていると言えるだろう。直線的な速さは少し落ち着き、エモーショナルさを取り入れてミドルテンポも取り入れており、特にタイトル曲でもある6曲目はミドルテンポでダイナミックさがましたアレンジと縦ノリのリズムが心地よく、00s前半のあの頃のサウンドを年月が経過してもそのままパッケージしたかのような良作である。全6曲。
☆☆☆★★ Turn Out The Lights / Bump / Coming Home / Ocean Time
Pop Punk August Premier "Fireworks And Alcohol"