Anchors For Arms

Listen. React (2007)
	Allstar Otisから改名後、Demoを経ての1st。デモの段階でもその片りんを見せてはいたが、本作ではその方向性が顕著になっている。より激しく、よりテクニカルにメタリックに、そして多少相反する要素でもあるがよりメロディックに、という方向性が完全に確立した作品である。ソロ以外でもメロディに対してのカウンターとして、コーラスだけではなくギターの単音リフを組み込みつつも力強いギターは明らかにBelvedereなどの影響を存分に受けていると言ってもよいだろうが、それだけではなくHardcoreの影響も感じさせながらも適度な軽さも持った重さであり、非常に聞きやすい作品である。またアコースティックな曲調から転換して言ったり、シンプルなベースラインを生かした音の隙間が多い立体的なイントロを取り入れていたりなど高速一辺倒ではなく楽曲の幅は比較的広いが、若干メロディが似たり寄ったりの部分が残念である。全11曲。
☆☆☆★★	The Root / Machines / C'mon, Let'sGo Break Their Arms Dead Weight / Come Together 50 Is Conservative, 60 Is Provocative / On
Melodic Hardcore	This Is A Standoff "Be Dissapointed"