Bring Me The Horizona

Amo (2019)
	作品を重ねるごとに音楽性をドンドン進化させ、前作では完全にデスコアから脱却してエモーショナルなメロディとEDMのエレクトロニクスを融合させて賛否両論を巻き起こした彼らが放った6th。今作ではその方向性は維持したままである一方で2曲目のようにヘビーなリフを合体させたスケールの大きさは今まで以上であるものの、従来までの彼らのサウンドも散りばめられており、彼らの持ち味を全て混ぜ込んだかのような実験的ではあるものの意欲的な作品に仕上がっている。エレクトロの単調なリズムとドラムの手数の多い多彩なリズムを中心とした無機質な部分と、華やかで軽いサウンドとスタイリッシュながらも獰猛な勢いがある重さを主体とした有機物を融合させたているのが本作と言えるだろう。この2つの融合が本作の象徴であり、従来までのヘビーさを兼ね備えた楽曲であってもシンセなどを大々的に取り入れており、バンドサウンドにこだわらない多彩なアプローチがされた作品である。全13曲。
☆☆☆★★	Mantra / Nihilist Blues / Wonderful Life Medicine / Mother Tongue
Rock	Avenged Sevenfold "The Stage"