thewarpedradio

Down By Law

All In (2018)
前作から約5年のスパンを経て発売された9th。ALL脱退後に始めたバンドであるが、元々の志向としてMelodic Punkを土台としながらもアメリカンロックやFolk要素が作品を重ねるごとに強くなっていった傾向があったが、本作以前にソロ作品を挟んだことによりその傾向がより一層強まっている。しかし根底にはあるものは結成以来変わらず骨太なPunk Rockが詰め込まれた作品である。また10s以降Folk要素を取り入れたサウンドも一つの流れとなったが、そういったバンドと彼らが一線を画すのはフォーキーな雰囲気はありながらも決して暑苦しかったり泥臭くなく、力強くもスマートにアレンジしている点であろう。更にはシンガロング要素を取り入れるのではなくDaveのボーカルのみを全面に押し出し、それを補完する意味においてのリフであったりリズムアレンジ、ホーンを入れ込んでいたりなど一筋縄ではいかないなど、重さを感じさせず疾走している訳ではないが軽やかな雰囲気に溢れていて、聞けば聞くほどに味が出てくる作品である。全12曲。
☆☆☆★★★ Aperture / Rebrand It / Mountain / End Of Rhyme
Undone / Ride / Dear Fate
Melodic Punk Lucero "Nobody's Darlings"