thewarpedradio

Durai

The Pointless Pursuit Of Perfection (2006)
デモを経て自主制作された1st EP。まだまだ洗練されておらずに泥臭く野暮ったい部分もあるが、少しずつ彼らが目指す音が明確になってきていることが如実に現れている作品に仕上がっている。テクニカルな要素も見受けられるものの、それよりもどちらかと言えば勢を出しつつバンドとしてのアンサンブルを全面に押し出しているところは00s以降のサウンドでありつつも90sの香りをも漂わせている。しかし勢いや荒々しさはあるものの、全体的な速さがないためテクニカルなリフや展開がじれったく感じてしまう。またメロディもHardcoreのようなスクリーム気味であり、それを活かす意味でも速さが欲しかったところである。しかしバンドが持つ可能性は十分に感じられ、この過程があったからこその次作のアルバムに繋がったのだろう。なお、本作の収録曲はアルバムには収録されていないためそういった意味でも聞く価値のある作品である
☆☆☆★★ Snikscreen / Challenger / Pointless Pursuit
Melodic Hardcore ------------------------------