thewarpedradio

The Definitive Measure

The End Of The Beginning (2008)
当時のPunk界隈の中では珍しい2人でのユニットの形式で発売されたTDM初の正式音源。タイトルが示しているように、これは過去に発売れた2枚のEPの再録盤と言ってもよい作品だが、彼らが今現在でやりたいことが凝縮された統一性を感じることができる。若干リズムが変わる箇所でもたついているように感じる部分もあり荒削りではあるが、それを補って余りあるのがポップではないがキャッチーなメロディセンスであろう。各メロディが一度聞くだけで耳から離れない中毒性を持っており、それが昨今の流行に乗らない頑なまでにメロディを生かすシンプルなアレンジの中で最大限に生かされている。これは聞く人によっては地味と映るかもしれないが、これこそがまさに90sを体現していると言われる要因であろう。リズム隊もボトムを支えつつも、それぞれが自己主張をしており、ユニットという形態でありながらも、全てのパートを前面に押し出したある種最もバンドらしいサウンドであると言えるのではないだろうか。非常に今後が楽しみなバンドである。全10曲。
☆☆☆☆★ Reductio Ad Absurdum / Project-Interruption / Realize / Part II
Nothing To Show For / Plan B / Annahiliation / Fire
Fast Melodic Punk Adjusted "Defected Swquence"