Easel

温故知新 (2013)
	メンバーチェンジ、活動停止期間を経て復活を遂げた彼らの1stEP。タイトルがまさしく音源全てを象徴しているかのように彼ら自身の過去と現在、そして未来というだけではなく、Melodic Hardcoreというジャンルの過去と現在、そして未来をつないでいるかのような懐かしさを感じさせつつも、その中には新しさも感じさせてくれるというバランス感覚に優れた作品である。日本語であるということも影響しているだろうが良い意味で泥臭く、激しさの中にも何かを伝えようとする強い説得力を兼ね備えている。今までに比べると平易というか誰にでも伝わりやすい歌詞が、よりキャッチーであるが耳に引っかかりを持つメロディと共にすんなりと心に入ってくるような、そんな暖かみもある作品である。アートワークや紙ジャケの質感も含めて全てに自分たちのスタイルを追求して妥協しない姿勢の表れた最高の作品である。全6曲。
☆☆☆★★★	染まりゆく警鐘 / 温故知新 / 途方もない今に終止符を 底しれた感情も底知れぬ変貌へ / 囚われて揺らいだ蜃気楼
Melodic Punk	Rations "How Much Land Does A M an Need"