Eighteen Visions

Obsession (2004)
	オレンジカウンティ出身の彼らのメジャー進出となる4th。前作でも少しその傾向はあったが今作ではよりミドルテンポの楽曲やエモーショナルなメロディやアレンジが多くなりスケールが大きくなった分Hardcoreやメタリック感は少し減退したため、賛否両論あるサウンドに仕上がっているかもしれない。基本的にはラウドに鳴っているヘヴィなリフと縦ノリのリズム中心ではあるものの、そこにラウドロックやオルタナティブな雰囲気を持つアレンジが随所に組み込まれていたり、重さと速さが渾然一体となった疾走感あふれるパートが合ったりなどより幅広く様々な要素が混ざりあっている。ただしその分ここぞとばかりに畳み込んでくるHardcoreの獰猛さと耽美的とも言えるエモーショナルかつ力強いメロディが作り出す静と動が見事なまでに融合しており、ある意味新しく、オリジナリティに溢れているとも言えるだろう。全11曲。
☆☆☆★★	Obsession / Crushed / Tower of Snakes / I Should Tell You Lost in a Dream / A Long Way Home
Metalcore	Atreyu "Lead Sailed Paper Anchor"