thewarpedradio

Fifth Hour Hero

Not Revenge... Just A Vicious Crush (2006)
2ndにして結果的に最後の作品となってしまった本作であるが、彼らのそれまでの持ち味を十分に生かしながらも、新しい要素を上手く取り入れ大転換を果たした歴史に残るほどの大名盤になっている。従来の哀愁漂う力強いメロディは何も変わっていないが、より磨きがかかり深みが増した上にポップさも前面に出る様な、最強の武器を2つ共持ち合わせてしまった様なそんな反則とも言えるほど、大成長を遂げている。更には今まで以上に男女ボーカルのバランス、掛け合いが素晴らしい。単純な楽曲の速さではない疾走感はあるがそれだけではなく、緩急をかなり楽曲ごとに使い分けており、今まであまり収録されなかったミディアムテンポのスローな曲も今回はかなり1枚の中で異彩を放ちつつも、なくてはならない程に彼ら独特の世界観を構築する一つとまで昇華されている。女性ボーカルは凛としていて、力強さだけでなく全てを包み込むような優しさも兼ね備えた、そんな奇跡的とも言える作品である。全10曲。
☆☆☆☆★★ Playing Pilitics / Faint & Fading Out
How Much Is Revolution With Taxes? / My Sympathies / Divorce
Alfter All Is Said / And Done / A Light On You
To Split Rivs! Like A Fish / Bruce Oh My Bruce
Old School Pop Punk The Measure [SA] "Notes"