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Fullcount

Concessions & Compromises (2014)
カナダ出身の彼らの1st。過去から現在にかけてメインストリームに上り詰めるか否かは関係なく良質なMelodic Punkバンドが多く存在するカナダのシーンであるが、その例に漏れずこのバンド、作品も素晴らしい作品になっている。低音を強調してHardcoreの要素が強めながらもリズム展開が目まぐるしく変わっていく1曲目のインストから幕を開ける今作はメロディも力強く叫び続けている。そしてそれと共にシンガロング要素満載のコーラスが乗っかる楽曲はメロディアスながらもHardcoreに近いものを感じる。ギターも基本的にはパワーコードゴリ押しながらも、その一方でメタリックなフレーズも存分に盛り込まれており、先駆者的な立ち位置であるFullblastやA Whihelm Screamなどに通じるものがある。メタリックさもありながらも勢い全開であり、その中にも緩急を上手く盛り込んだりなどそれぞれのパートが畳み掛けるボーカルに負けじとやりたい放題やりながらも、どの曲も首尾一貫としている。潔いまでのMelodicHardcoreであり、最後まで一気に突き進む様は貴重であり、稀有なバンド、作品である。全10曲。
☆☆☆☆ Thin And Loud / Out Of Time / Lost It All
Selfinfection / No Way Out / Strike My Balls
Melodic Hardcore Fullblast "Short Controlled Bursts"