thewarpedradio

Greedy Bees

Makeshift Wings To The Stars (2006)
90年代の世界的なスカブームが一段落した後はそれぞれの国のシーンの中に埋没してしまっていたが、近年は様々な要素を取り入れたスカバンドが多く現れるようになったが彼らも知名度はまだまだながらその内の一つであろう。今作では前作よりも彼らの個性や方向性が明確になっていると言える。前作までの良い意味でのごちゃごちゃ感は失われることなく、その上メロディに成長が見られポップで印象的であるために、かなり聞きやすい作品となっている。また今作ではどのような影響があるのかは分からないが、ホーンアレンジが日本人好みの和音やフレージングとなっておりその点でもどこかひきつけられる作品である。しかし前作のような勢いが前半にしか見られなくなり、1曲の中にも緩急をたくさん使っているためか曲数も多いことが相まって、1枚を通すと少し後半にだれてしまう。前作の延長線上にある前半のアップテンポな曲は素晴らしいため、そのような楽曲を中心にするとより大きく化けるのではないだろうか。全15曲。
☆☆☆★ Sick Of It / Names By Numbers / The Things You Want
Embrance Our Downfall / End Of Summer
Ska Punk The Taj Motel Trio "Part Of The Problem"