thewarpedradio

Greedy Guts

Songs And Bullets (2008)
フレンチMelodic Punkの雄、Greedy Gutsの5th。初期は完全にHard-Onsのフォローワーのようなスラッシュ要素の強いバブルガムパンクであったが、リリースを重ねるごとに少しずつ近代的な要素を入れ込みオリジナリティが出てきている彼らであり、今作もその路線は同様であるがより近代的なMelodic Punkが前面に出ており速さの中にもポップさが生きている作品に仕上がっている。今作では高速とまでは言わないが心地よい速さや疾走感が全面に出ている一方で、根底にあるのは変わらずにサーフパンクを連想させるような甘酸っぱいメロディがザクザクと刻むギターの中で縦横無尽に動き回っている。更にはメロディとコーラスが織りなすハーモニーが素晴らしい6曲目など、スラッシュ要素は減退しているものの、この心地よいと甘酸っぱさが両立しているのが彼らの最大の特徴であり、魅力が目一杯詰まった作品である。全13曲。
☆☆☆☆ Calling Her Name / Last Wave / No Better Place / Mystery Girl
Out Of Sight / It's Up To You / World Of Speed 
Melodic Punk Sugus "Learn To Be A Mornard"