thewarpedradio

Half Hearted Hero

Defining. Refining. (2009)
前作のEPで大器の片鱗を見せた彼らが大きく成長を遂げた1st。1曲目では前作よりも若干スピード感は抑えメロディを重視しているような印象を受け、少しEmoさが増しているようにも感じるが、2曲目ではその新しい彼らの姿と前作までの勢いが混在している。派手さはないもののそれぞれのパートが明確になっており、リズムを支えるだけでなく所々で主張しているベースラインも聞き所の一つであろう。そして展開もシンプルながらも緩急をつけてEP同様に疾走するパートもあれば、少し落ち着いて聞かせる部分が1曲の中で入り交ざった楽曲もあり、前作で垣間見せていた要素が顕在化する形になっている。様々な音楽性が作品の中に、または1つの楽曲の中に混ざり込んでいるにも関わらずに決して難解なアレンジになっているわけではなく、むしろメロディはポップでキャッチーであり耳障りの良い作品であり、そのメロディを支える高速感や疾走感も相まって聞けば聞くほどに味が出て中毒性が増してくる作品である。全12曲。
☆☆☆☆★★ It's Cool, But The Fullblast Did It Already / Cobblestones
I'd Rather Be Out Of The Kitchen Than On The Back Burner
Meter? I Just Met Her! / Something Missing / A Clean Break
Notes On The Floor / Colder Weather
Fast Melodic Punk The Fullblast "Contagious Movement Theory"
Whatever (2013)
前作の1stでこれまでの高速路線からメリハリをつけつつも若干スピードを抑えてエモーショナルさを出す方向へと展開をしたが、それが決定的になりバンドとして大きな飛躍となった2nd。作品全体の構成として冒頭2曲は前作までの名残を色濃く残した疾走感を重視しつつもリズムチェンジでエモーショナルな部分も強調するかのようなバランス感に優れ、今までの彼らを深化させたかのような楽曲が並ぶ一方で、中盤3曲は今までとは異なるIndie Rockに少し寄った今までは一つの要素として持っていた部分を強調したかのような新たな姿を提示し、後半3曲では双方の良さを存分に取り入れた彼らの持ち味を最大限に詰め込んだ楽曲となっており、作品全体としても構成が明確に分かれている。特に今作ではラスト3曲の完成度が非常に高く、6曲目のように高速で飛ばしつつもどこかエモーショナルな部分を色濃く感じさせていたり、大人しいイントロでしっとりと展開するのかと思えば一気に加速する7曲目など直接的なテンポは曲全体としては抑え気味になっている部分もあるが、メロディやバンドとしてのアンサンブルを強調するかのような感情の揺れを躍動的に表現した楽曲が並んでおり、前作同様中毒性の高い作品である。全8曲。
☆☆☆☆★ Untitled / River / Framework / Good Terms / Direction / Whatever
Fast Melodic Punk Fakeknife "Lessons In Disaster"