thewarpedradio

Hawaiian6

Souls (2002)
前作のEPの衝撃もさることながら。それを軽々超えてきた待望の1st。速さだけでなく、途中でリズムチェンジを行い3ピースとは思えない音の分厚さと合わせて大名曲である1曲目から始まる本作はメロディの泣きというよりも慟哭に近い陰りや悲しみを内包したメロディでありながらも、ふとした瞬間にほんの少しの光明を感じさせるような絶妙なバランス感で構築されている。2曲目では途中でアコースティックになったり、ここぞというところでスローなリズムに変化してどっしりと構えたりなど、全体的にリズムやテンポチェンジが多いが、単なる緩急だけにとどまらずに一連の流れや展開でリスナー側の気持ちを前のめりに突き進ませるかと思えば、あえて加速させないなどコントロールしていると言えるだろう。またマイナーコード主体だけでなく、5曲目や11曲目のように少し明るめでキャッチーなメロディの楽曲もあったりと強固なバンドの軸を中心に様々なアプローチがされた名盤である。
☆☆☆☆★ Light And Shadow / An Apple Of Dischord
Eternal Wish, Twinkle Star / Flower / Tiny Soul / Your Song
Promise / A Love Song
Melodic Hardcore Bad Religion "Recipe For Hate"