Jimmy Eat World

Chase This Light (2007)
	前作から約3年ほどの月日を経て発売された待望の6th。前作では元々彼らが持っていた要素の一つであるダークさを少し全面に押し出した一方で彼らの前向きなエネルギーは減退したかのようにも感じられたが、今作では4thまでの頃の姿をベースとしてより明るさやポップさを全面に押し出した、ある意味実験的とも意欲的とも言える作品に仕上がっている。これまでと同様にキラキラしたギターのアンサンブルや繊細かつポジティブな雰囲気を持つメロディやコーラスはそのままに、デジタル音や指パッチンなど様々な音を取り入れて作り込まれたことにより、より一層外交的になり開かれたサウンドが中心となっている。そんな中でも5曲目は彼らには少し珍しいアップテンポでパンキッシュなナンバーも収められていたりなど、タイトル通り眼の前にある手の届きそうな眩しい光を追いかけるような明るさや希望に溢れた作品である。全11曲。
☆☆☆★★★	Big Casino / Let It Happen / Always Be / Electable (Give It Up) Feeling Lucky / Chase This Light / Dizzy
Emo	Fountains Of Wayne "Fountains Of Wayne"