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メンバーが６人もいない４人組バンド、Keepin'6の1stAlbum。彼ら自身で既に言っているようにOperationIvyやBigDなどからの影響を大きく受けていることがよく分かる作品である。OperationIVyや初期Suicide Machineの様な聞いていても唾が飛んできそうなほどに畳み掛けてくるボーカルがスカに単に縛られるのではなく、RockやJazz的な要素をかなり強く取り入れているアレンジの中で絶妙な軽さと重さのバランスを生み出している。ホーン隊がない分Choking VictimやLeftover Crack等とも比較出来るが、比較的直線的であった彼らとの大きな違いがここにある。ポップでもキャッチーでもないメロディではあるが非常に耳に残りやすく、畳みかけてくる音数の中で彼らの世界の中にどんどんと巻き込まれてくるような錯覚を起こさせてくる作品であると言えよう。このジャンルの王道とも言えるような作り方をしている作品であるが故に彼ら独自の特徴をこの作品の中から見出すことは少し難しいかもしれないが、昨今このようなバンド、音が少ないこと自体が彼らの現段階での存在意義を表しており、自らの音で以って存在意義を打ち出すかは今後に委ねられているだろう。全11曲。 |
