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Layaway Plan

Solutions To Substance (2001)
90s B級バンドの最筆頭に挙げられるバンドの一つであろう彼らの3rdでありラスト作。如何せん流通も良くなかったこともあり時代の中に埋もれてしまった感もあるバンドではあるが、00s以降の高速Melodicの先駆けと言ってもバンドである。哀愁漂う訳ではなく力強く歌い上げるメロディからはHardcore的な要素も感じられなくはないが、それはあくまでボーカルの声質によるものであり、本質的にはstop&goを多用した緩急をつけたサウンドに、ザクザクと刻むリフが絡み合いテクニカルな要素ではなくバンド全体での一体感を重視しているサウンドは時代の過渡期を象徴しているかのようである。また、テクニカルな要素もない訳ではないが、それ以上に全体的なアレンジが良い意味で変態的、変則的であることは先見の明があるとも言えるだろう。特に合間合間に収録されているインストは変態的である。しかし一方で演奏レベルが高くないことも相まってB級感が拭えない部分もあるが、速さと勢いが変態的なアレンジと共存しているところは必聴である。全14曲。
☆☆☆★★★ Energy Surge / Forgotten Names / Final Hour
Just Another Love Song / It's Not That Bad / In Your Hands
Through Your Teeth 2001
Fast Melodic Punk Propagandhi "Supporting Caste"