thewarpedradio

LWL

Quarter Life Crisis (2000)
NJ出身の彼らLWLが残した唯一の単独作品である1st。少しダミ声で荒々しさの中に見え隠れする青臭くもポップなメロディが非常に印象的な作品である。全体的にはスピード感は抑えめであり、00s初頭のPop Punkの代表例のようなサウンドではあるが、男臭いボーカルとしゃがれ声がNJ出身にもかかわらず西海岸系の軽さを出しながらも爽やかに疾走していく楽曲の数々が並んでおり、日本ではあまり知られなかった存在ではあるものの侮れない完成度を誇っている。メロディはトコトンキャッチーでコーラスもシンガロング必至の完璧な具合でありつつも、他のPop Punkバンドとは異なるのはギターが軽やかではあるもののテクニカルにメロディを邪魔しないながらもかなりピロピロ鳴らしているところであろう。また4つ打ちでダンサブルに仕上げているセサミストリートのカバーも秀逸である。このポップさとテクニカルさ、疾走感が三位一体となっているところが彼らの魅力であり、本作で解散となってしまったのは非常に惜しい。なお、ボーカルは解散後にJettisonを結成し、LWLの路線を引き継ぎつつももう少し青臭さが増したサウンドでこちらも必聴の作品である。z全14曲。
☆☆☆☆★ Say Anything... / Rubberband / Emone
I'll Always Remember The 6th / Same Old Boy Meets Girl
Hey You / Jersey / The Newest One
Melodic Punk Bigwig "Un Merry Melodies"