Madbones

Simple Frames (2003)
	本作で一気に日本での知名度をあげたイタリア出身の彼らの2nd。その要因として11曲目のt.a.t.u.のカバーに一因があることは否定できないだろうが、決してそれだけに留まる作品ではない。前作ではポップなメロディが印象的であったもののまだまだ荒削りであり、様々なアプローチをしている分多少散漫な印象もあったが、大きな成長を遂げてすべての面において洗練されていると言えるだろう。時代を反映しメロディは少しエモーショナルで青臭いなよっとした雰囲気を漂わせている部分もあるものの、それと併せて英語だけでなく母国語で歌われた楽曲も混ざっており、イタリア語特有の粘り気のある言葉によるメロディの質感も味わうことができ、1枚の中でシンプルながらも多様なリズムと併せて良質な00s以降の王道のPop Punkサウンドが存分に詰め込まれた作品である。全12曲。
☆☆☆★★★	Dogstar / Lo Scrittore / Watchin' You / Reason Lascia Stare / Something Special / All The Things She Said
Pop Punk	Run Kid Run "This Is Who We Are"