Maker

Mirrors (2011)
	マサチューセッツ州出身の彼らの1st。前作までは少しエモーショナル気味ではあるもののMelodic Hardcoreが主体の楽曲が多かったが、今作では4曲目のようにその持ち味を残している楽曲もあるものの、よりエモーショナルな路線へと変化をしている。特に冒頭の3曲や6曲目などは感情を揺り動かすようなエモーショナルさや力強さとともに、スケールが大きいギターロックの要素も存分に取り入れており、そのメロディや雰囲気からは北欧系Melodic PunkやIndie Rockなどの香りすらも感じさせる。また3曲めではタイトル通り、津波が襲いかかるかのような緩急織り交ぜながらも若干カオス気味にリスナーを混沌とした世界観に引きずり込むかのような力強さがある。今まで通りの路線もよいが、前作で片鱗を見せていたエモーショナルな部分により重点を置いた変化は彼ら独自のスタンスを築くと共に、完成度が一気に増す結果となり名盤を生み出したと言えるだろう。全10曲。
☆☆☆★★★	Mirrors / Tsunamis / For Every Mistake I've Never Made What's In Your Head / 14 / ...I've Been Wondering
Melodic Hardcore	Nations Afire "The Ghosts We Will Become"