Me The Guts

Lost Faith In Our Guts (2018)
	カナダ出身の彼らの3年振りとなる2nd EP。前作までの流れは引き継いでおり、速さよりも重さやザクザクと刻むギターを中心にし、テクニカルさをあまり感じさせない点においては珍しいアプローチと言えるだろう。しかし前作よりもエネルギッシュになっているメロディは力強くもあまり速さはないため、緩急はあるもののメロディも含めて若干のもっさりとしている感がある。このもっさりとした垢抜けない感が彼らの特徴とも言えるが、それをどう捉えるかは難しいところであろう。一方で完全に野生動物の威嚇の吠えのような1曲目の後半のように部分的にはセンスを感じさせる面白い部分が存分にあったり、ドラムがメインボーカルを務めていながらもリズムとしては比較的多様であるなど非凡な才能の片鱗を感じられる部分もあるため、次作以降が楽しみなバンドである。全8曲。
☆☆☆★	You Should See Me On The Blades / SWAWS Tales From The Muskeg / Welcome To Fucktown
Melodic Hardcore	No Trigger "Tycoon"