thewarpedradio

Mid Carson July

Wessel (2001)
Fueled By Ramenに移籍したことにより、日本での流通が格段に良くなった彼らの3rdであり、ラスト作。移籍したことに関係があるのかはわからないが、これまでのPop Punk感やエモーショナル感は少し奥まって、ジャケットが示しているように典型的なMelodic Punkとなっている。極端に速いとか、彼ら自身のオリジナリティがある訳ではないけれども楽曲それぞれのクオリティが高く、コーラスもしつこくない程度にしっかりとしており、良い意味でアンダーグラウンドの90年代の音を消化したアルバムである。キャリアを重ねた分、これまでの方向性とは少し異なっているが全体的な統一感も高く非常にまとまっている感がある。ただしクオリティは高い割には名曲と言えるような曲がないのも事実であろう。しかしこのB級感が少し癖になるとも言える。全11曲。
☆☆☆ Top Shelf / Brick Layer / Guessing Is A Sin
Across The Green Bridge / Anthem For The Apathetic
The Unbearable Rightness Of Being
Melodic Punk Fanmail "2000"