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The Mighty Mighty Bosstones

While We're At It (2018)
ボストン出身の彼らの約7年ぶりとなり、自主レーベルBig Rigからのリリースとなった10th。期間が空いてもそのサウンドは一切変化することなく彼らにしか鳴らすことのできないスカサウンドが詰め込まれている。今作では少し重さは抑え気味で、スカが持つ一つの側面である陽気さや軽さを全面に出したメロディやアレンジになっている。そのため理屈抜きで踊りだしたくなるような楽曲が揃っており、ホーン隊は他のバンドのように高音域で軽やかな感じはあまりなく、少し低音も感じさせるようなヌケが薄い部分があるがそれがむしろ彼らの作り出すメロディとの相乗効果でどっしりと構えつつも軽快な軽やかさを生み出していると言えるだろう。しかしそういった前のめりではない速さを押し出した楽曲だけでなく、4曲目のようにレゲエを取り入れたSka Punkのもう一つの側面を押し出した楽曲もあり、作品全体としてはいつも通りバランスが非常に取れていると言える作品である。全14曲。
☆☆☆★ Green Bay, Wisconsin / Wonderful Day For The Race
Closer To Nowhere / Walked Like A Ghost / Here We Are
In Honor Of / After The Music Is Over
Ska Punk Reel Big Fish "Cheer Up!"