thewarpedradio

Paint It Black

New Lexicon (2008)
Lifetimeの復活を途中に挟んでリリースされた3rd。Lifetimeの4thを経たことに寄ってHardcoreの根底は維持しながらも少しポップ寄りというか洗練された印象を受け、初期のような表面的な勢いは大分薄れてはいるが今作ではリズムが複雑化しており、今までとは若干毛色が異なる作品に仕上がっている。ブレイクダウンとまでは行かないが、スピードを落とすことにより重さを強調したアレンジを随所に混ぜ込むことによって今までの彼らにはあまりなかった混沌とした暗さ、重さを感じることができる。そういった中でラストを飾る曲はポップで印象的なコーラスやメロディがあるなど速さ一辺倒ではなく、Lifetimeの4thにもつながるようなポップさと重さという相反する要素が彼らなりの姿で体現されている。また今作ではコーラスが今まで以上に効果的に使われており、ヒップホップなども好むというDanの嗜好も大いに反映された直線的ではない斬新なアプローチを加えたHardcoreサウンドになっている。全15曲。
☆☆☆★★★ The Ledge / Four Deadly Venoms / We Will Not
Missionary Position / White Kids Dying Of Hunger / The Beekeeper
So Much For Honour Among Thieves / Severance
Shell Game Redux
Punk None More Black "Icons"