Pegboy
Fore (1993) | |
地味な存在ではあるものの傑作であった1stに続く、2年ぶりの2nd EP。全体的に軽さのある疾走感に溢れている訳ではないが、Hardcore由来のスピード感はしっかりと残っているという捉えどころがないと言うか独特のサウンドとなっている。そして暗めのメロディに枯れた哀愁感が漂うメロディに、骨太で直線的なようでオルタナの影響を感じさせるリフが絡んだリズム隊の分厚さが特徴的である。それは今作ではベースにBig Flagなどで活動していたSteve Albiniが参加していることも関係しているだろう。80sのHardcoreの香りを存分に漂わせつつもHard Rockのダイナミックさも感じさせる部分があったり、渋いくせに熱さをも兼ね備えたメロディや少しグランジを連想させるかのような退廃的な香りも漂わせているサウンドは、コンパクトにまとまりつつも物足りなさも感じてしまう、隠れた名盤である。全4曲。 | |
☆☆☆★★ | Never A Question / Witnessed / Minutes To Hours |
Melodic Hardcore | Jawbreaker "Whack & Blite" |