thewarpedradio

Petty Larcenists

Stolen Chords And Lifted Riffs (2018)
Pretty Boy関連から始まり、作品ごとに名義が微妙に異なることが多かったがここ数年はThe Slow Death名義での活動を続けていたJesseが盟友であるex-Off With Their HeadsのErikやDanと始めた新バンドの1st。バンド名からrを取り除いてPrettyにした理由は気になるところではあるが、そういったバンド名の変遷とは異なりサウンドは首尾一貫した渋さと熱さ、そして哀愁漂うラフメロディック全開の作品である。しかし本作ではメロディの質感は変わっていないにも関わらず少しフォーキーな雰囲気は薄くなり、Jesseの今までのバンドの中では一番熱量が高く、そして何よりも力強くも枯れた哀愁感が非常に色濃く出ている。それは手数はそこまで多くないもののシンプルながらも力強く叩くドラムと、それと完全に一体化したベースラインによるリズム隊の力強さとJesseのボーカルとのブレンド感がこれ位まで以上に高いことに由来するのかもしれない。もはやこの域まで来ると名人級の職人技である。全9曲。
☆☆☆★★★ Loud And Ugly / What Now / Tiny Plastic Bags
Getting Was Good / Know What I'm Saying / I Can't Get High
Folk Punk Nothington "In The End"