thewarpedradio

Pierce The Veil

A Flair For The Dramatic (2007)
Before Today解散後に、Vo.とDr.のFuentes兄弟が中心となって結成され、バンド名もBefore Todayの楽曲から取られたPierce The Veil名義での1st。名義やメンバーの変化はあるもののサウンド自体はほぼ同じ路線であると言えるが、メタリックさや勢いは薄れてよりエモーショナルなメロディを重視したカオティックよりのスクリーモサウンドに変化している。その中にバンドの初期としての勢いがありつつもプログレッシブで予測不能の展開が多く見られ、アコースティックから一気に変則的な展開に流れ込む3曲目、スクリーム気味のメロディながらもアレンジはダンサブルに4つ打ちになっている4曲目、Before todayを彷彿とさせるような混沌をだしつつもエモーショナルなメロディが速さの中に生きている7曲目、作品の最後はテンポは落としてEmoよりにした壮大さを打ち出したエモーショナルさ全開の11曲目など一筋縄ではいかない多彩なアプローチが取られている。ただし作品全体としては少しインパクトに欠ける部分があるのが残念な点ではある。全13曲。
☆☆☆★ Chemical Kids and Mechanical Brides / Currents Convulsive
The Cheap Bouquet / She Sings in the Morning
Drella / Wonderless
Screamo Chiodos "All’s Well That Ends Well"