thewarpedradio

Racer Ten

The World Of Tomorrow (2001)
レコーディング自体は1998年にされていたが、結果的には前作から約5年の年月を経てOnefootからTriple Threatへと移籍してリリースとなった2ndであり、ラスト作。前作と同様、低音を強調した重さはなく軽さを全面に出して疾走していくサウンドはそのままである。しかし3曲目のようにミドルテンポでのっぺりとしたメロディで歌い上げている部分があったりなど、バンドとしての成長を感じる部分もあるが、少し野暮ったさが強調もされてしまっていて、特に前半はその傾向が強い。しかし軽さの中にもテクニカルな要素を入れ込んだイントロから幕を開ける4曲目以降の後半に進むに連れて勢いが戻ってきており、バンドとしてまだまだ過渡期でありB級感からは抜け出せずに終わったバンドではあるが、この野暮ったさや垢抜けなさ加減が速さと共に彼らの特徴でもあり、それは十二分に発揮されている作品である。全14曲。
☆☆☆★ Never Change / American Dream / Bowling Trophies / Powerboy
Last Glance / True / Broken Code / Rumors
Fast Melodic Punk 5 Knuckle Chuckle "Charliee Horse"