Rejected Kids

Home. (2016)
	前作がBells Onより日本盤も発売された、インドネシア出身の彼らの約5年ぶりとなる2nd。前作までは比較的シンプルなSkate Punkであったが、今作ではテクニカル要素やHardcore要素が一気に強くなり非常に近代的なアプローチをしたサウンドへと変化している。前作でもテクニカル要素は散見されていたが、今作ではメタルに由来する要素だけではなく、1曲目などのようにJazzやMath Rock要素を感じさせるような自由かつ緻密に構成されたアレンジの楽曲があったり、更には2曲目などではTwinkle要素すらも感じさせる要素があるなど様々な要素を織り込んで複雑な展開であるにも関わらず楽曲自体はコンパクトに纏まっているのは彼らのセンスによるものであろう。メロディもHardcoreからの影響が色濃くなりスクリームやシャウトのパートも大分増えている。しかしコーラスやシンガロング以外のメインボーカルの声の線が細いため若干残念であり、少し急激に変えすぎている感もあり前作までの流れを期待すると若干の肩透かし感を覚えるだろう。全10曲。
☆☆☆★★	home. / Misguided Plot / Fantasi / Ed / Orang
Melodic Hardcore	Homer "Wasteland Reflections"