Save Your Breath

Vices (2011)
	前作の1st EPが結成翌年にAdelineから発売され一躍脚光を浴びたが、バンドの顔であるボーカルのWeeblesが脱退し、新たにKristianが加入して制作された待望の1st。ボーカルが変わったことはバンドにとって大きな変化になりうることではあるが今作では以前がだめであるという二元論ではなく、単純に作品として良い意味で垢抜けたと言ってよいだろう。方向性はそのままであり、疾走感がありつつもメロディの質が向上し勢いに任せた部分だけではなく歌のみでも十分にアピールできるほどの完成度を持った楽曲が揃っている。ただし荒削りな部分にもよる勢いや攻撃性などは減退し綺麗にまとまっているために前作のEPのようは無垢な勢いを期待すると物足りなさを感じるかもしれないが、作品としての完成度はアップしておりどことなく聞いたことのあるようなリフが入っていたりなど王道でありオリジナリティはあまりないが、良質なPop Punkであることには間違いないだろう。
☆☆☆★★	Nothing Worth Having Comes Easy / Loud & Clear / Vices Stay Young / Sweet Dream, Bro / 10.08.04 Fake It Like You Mean It / Transit
Pop Punk	Fireworks "All I Have To Offer Is My Own Confusion"