Shock Treatment

Shock Treatment (2018)
	スペインポップパンクの先駆者の一人である彼らの1993年に発売された1stが25周年を記念してリイシューされた再発盤。本作はSugusの1stと並んでスペインのPop Punkにおいては欠かすことのできない、歴史的名盤である。しかしSugusと異なるのはスラッシーな勢いの中にポップなメロディが隠れたサウンドではなく、Surf Popの要素も感じられる甘さに溢れたポップなメロディにあるだろう。3コードポップパンクの持つファンな雰囲気に踊るような軽やかさを加えつつ、スペインのバンド特有の巻き舌のボーカルによる少し癖のあるメロディが単音リフのポップさと相乗効果でお互いに引き立てあっているかのようである。しかしそれだけではなく4曲目ではHard Rockやロックンロールの要素を感じられたり、The VictoriansやThe Misfitsのカバーも収録されている。そのカバーも秀逸ではあるもの、それ以上にオリジナルの楽曲のほうがメロディと声質、荒削りながらもポップ感満載な彼らの特徴とマッチしている。全14曲。
☆☆☆☆	Warriors / Todo Me Sale Mal / What Makes Little Girls Cry Mad Love / Soy Un Vegetal / Me Voy A Suicidar Lejos De Mí / Tratamiento De Shock
Old School Pop Punk	Sugus "Highschool Revenge"