thewarpedradio

Summer Vacation

Condition (2011)
Joyce Manorのスプリットを経てリリースされた1st。冒頭2曲は前作の流れを組んだままのラフメロディックで来るかと思えば、3曲目で早くも方向転換し、Emo要素を存分に取り入れたサウンドになっている。全編通してEast Bayの要素とエモーショナルなサウンドが絶妙なバランスで保たれた名盤である。感情が先走るあまり叫んでいたと思えば、次の瞬間に冷静に戻ったかのようなアレンジ。正直楽曲毎にかなり振れ幅がありそれぞれの表情が全くと言っていいほど異なっている部分があり、人によってはこれを節操無いとか中途半端と言うかもしれない。しかしそれぞれが異なるようで不思議と統一感があるのが彼らの魅力であり、持ち味であろう。静と動が楽曲の中で完全に渦巻いており、それが何とも言い切れないような絶妙な哀愁度合いを作り出している。聞けば聞くほどに引き込まれていく作品である。全13曲。
☆☆☆☆ Tiffany Sucks / Post-You / Team Captain / Last Summer
The Flower That Drank The Moon / Dementia / Not That / Cancer
Old School Pop Punk SHANG-A-Lang "Sad Magic"