thewarpedradio

Sunsetdown

Don't Remain In Better Days (2007)
1曲目のイントロからテクニカルな単音リフ満載のドイツ出身の彼らの1st EP。ただしそういったテクニカルかつメタリックな要素のみが彼らの特徴ではなく、どこか垢抜けない感もありつつもクリーンなメロディと対称的に少しHardcore的なスクリーム気味の力強いコーラスと混ざり合う、王道でありつつも少し毛色の異なるこのバランスが彼らの最大の魅力であろう。3曲目のように無駄に手数の多いドラムがギターと混ざりあうことで重さの中にも疾走感が出ている楽曲は彼らの魅力が断片的にでも出ている。ただし少しギターなどのアレンジにボーカルやメロディが負けてしまっている部分もあり、アプローチとしては十分可能性を秘めているがその点は少し残念さは残る作品である。全6曲。
☆☆☆★★ No Answer / Don't Remain In Better Days
Have You Ever Felt The Pain / Break Up
Melodic Hardcore Play Attenchon "Demo 2004"
Put The Pedal To The Metal (2009)
前作のEPが耳の早いリスナーの間で話題になっていたドイツ出身の彼らの矢継ぎ早に発売した待望の1st。そのEPから間髪入れずにすぐ発売となった本作では、前作よりもメタリック度合いが高まった一方で全体がきれいにまとまっている分非常に聞きやすい作品に仕上がっている。しかしその分元々持っていた攻撃性や荒々しさは鳴りを潜めて大人しくなったことは否めないだろう。ジャーマンメタルに感化されたようなテクニカルな面はありつつも重さがないためにそのような印象を受ける部分があり、またボーカルはカラッとした軽さを持っていることは特徴ではあるものの、力強くも少し鼻にかかったような歌いまわしが若干アレンジにマッチしていないように感じてしまう。各楽曲の演奏面でのクオリティは格段に上がっており、バンドとしての成長度合いは十二分に感じることはできるが楽曲自体は前作の方が力強く、好みが分かれるところであろう。全11曲。
☆☆☆★ Leave us alone / Confusion is gone / Clueless / It's all broken
Dead End Street / Sunrise on drugs
Melodic Hardcore For Heads Down "Storm Warning"