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Teresa Banks

Teresa Banks (2018)
映画ツイン・ピークスからバンド名を取ったのかは分からないが、フィンランド出身の彼らの1st EP。活動の拠点としてはフィンランドのヘルシンキのようであるがメンバーにはフィンランドだけでなくイタリアやスペイン出身のメンバーも居る模様で多様なバックボーンを持つメンバーで構成されている。そのことが影響しているかは分からないが90sの影響下にあるシンプルなアレンジと疾走感、その上をピンボーカルであるがこその躍動感あふれるメロディをベースとしつつも、少しUKや北欧の憂いを帯びた暗さや哀愁漂うメロディが印象的な楽曲もあったり、全編に渡って入り続けるコーラスワークやその裏でさり気なく入れ込んでいるリフなどハイセンスなところを感じさせてくれる。また4曲目に短いインストを挟み込むことによって7インチのA面B面のような作りをしているが、これも前半は90sを色濃く受け継いだシンプルな楽曲、後半はテクニカルさを組み込んだMelodic Hardcoreの要素が強くなった楽曲と彼らの特徴によって2つに楽曲を分けているようにも感じられる。全7曲。
☆☆☆★★ Memories / Carla / Love Again / Burn Away
Fast Melodic Punk One Hidden Frame "Comforting Illusion"