Unsigned

Anarchy In The Middle East (2017)
	イスラエル出身の彼らの2nd。前作と方向は変わっておらず、3ピースならではのシンプルなサウンドであるが3人全員がメインやコーラスを担当している分、メロディは力強くも分厚く感じる。メタリックな要素はなく、バンドとしてのアンサンブルで勝負している楽曲は90sのB級メロディックバンドを彷彿とさせ新鮮さをも感じる部分もあるが、全体的には疾走感が少なく、特にそれぞれの楽曲の後半になると必ずテンポが落ちるので多少もっさりとした野暮ったさも感じるところがある。しかしその洗練されなさすぎる部分が彼らの最大の魅力である。6曲目のように裏打ちの曲が合ったりなど楽曲自体の幅は意外と広いので、5曲目のような全体的にもう少し勢いにあふれるような楽曲が中心になってくると一皮も二皮も向けるバンドになる可能性があるだろう。しかし今のままでの不思議な中毒性があるバンドである。全6曲。
☆☆☆	Anarchy In The Middle East / How Long / Thinking Of You Marry You
Melodic Punk	Sub Grunk "Manifactured Rebellion"