thewarpedradio

The Wonder Years

Get Stoked On It! (2007)
イタリアのBangerang!とのスプリットを経ての初の単独音源となる1st。時代を反映していることもあるが、キーボードを取り入れたそのサウンドは、Hardcoreからの影響を色濃く残しつつも、それをPop Punkの中に落とし込んだポジティブな雰囲気に溢れつつも力強さに満ちている。しかし重さが主体となっている訳ではなく全編に渡ってキーボードが入っていることにより、ゴリゴリとし過ぎずに、Easycoreの良いところをそのままパッケージングしつつも途中でアコースティックが入っていることにより単に前のめりな勢いだけの作品ではなく、1stながらも非常に練り込まれた作品となっている。またスクリームとシャウト、クリーンが目まぐるしく入れ替わったり同時に差し込まれていたりなどで元々のフックのきいた彼ら独特のメロディがこれらの要素によってより強調されている。ただし完成度は高い一方で、多少個性の面では埋没している感もあることは否めないだろう。しかしこのジャンルの教科書的な作品の1枚であることには変わりない作品である。全12曲。
☆☆☆★★★ Keystone State Dude-Core
Buzz Aldrin: The Poster Boy For Second Place
Let's Moshercise!!! / Zombies Are The New Black
We Were Giants / I Fell In Love With A Ninja Master
Pop Punk Set Your Goals "Munity!"