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Q1. 2014年あなたのベストは?
Lagwagon
"Hang"
9年ぶりの新作は全く衰えず。重く暗いテーマに差し込む希望の泣きメロディ。Lagwagonを聴いて吹っ飛ばされたのは、これで何度目だろう。
Antemasque
"Antemasque"
オマーとセドリックの第3章は、The Mars Voltaとは対極のシンプル過ぎるロックンロール。この二人にかかれば、単純でも、平凡にあらず。
Adebisi Shank
"This Is The Third(Best) Album"
先日の来日公演で解散してしまった彼らの3rdは、本編9曲、日本盤ボートラ11曲のベスト仕様。踊り狂え、アイリッシュマスロック。
HINTO
"NERVOUS PARTY"
速さや歪みを抑えてエモさがわざとらしくなく浮かぶ。派手ではないが忘れられない楽曲群。カッコイイとはこういうことさ。
Masked Intruder
"M.I."
スピーディ、キャッチー、メロディアス。三拍子揃った上半期の目玉。覆面バンドだけど覆面があってもなくても好きには変わらないんだろうなあ。
the band apart
"BONGO e.p."
そろそろ日本語詞も板についてきた感じ。4人で1曲ずつの全4曲なので、個性の際立ち方も良い。シングルは気軽に聴けるし。
tide/edit
"Foreign Languages"
フィリピンの新星インストバンドで、toeあたりの影響が見える。荒削りだけれど、キラリと光る美しい曲は非常に面白い。
ピノキオピー
"しぼう"
ボーカロイド界のスターによるメジャー2枚目。シュールでシニカル、そしてどこかせつない、独特の世界観に磨きが掛かる。
荒井岳史
"beside"
バンアパのボーカリストがソロを出す。技巧や激しさはバンドにまかせて、日常にとけ込む優しい仕上がり。聴きやすさでは今年No.1かも。
Mad Caddies
"Dirty Rice"
気づけばこちらも7年ぶり。Lagwagonとは対照的に、老いや衰えを全て受け容れる姿勢は、自然体の心地よい枯れ方を感じさせてくれる。
Q2. 2014年、あなたの行ったLIVE(アクト)のBEST3を教えてください
①Adebisi Shank @新代田FEVER (12月)
小さな箱に、あまり多くない観客。アイルランドの低知名度バンドのラストライブは、そこにいた日本人に衝撃と熱狂と感動を投げつけた。ライブの価値は規模ではないのだ。

②Frontier Backyard @新木場STUDIO COAST (12月)
 多くのバンドに祝福された10周年のお祭騒ぎ。気合い充分、主役のステージは楽しさの塊だった。

③the band apart @心斎橋BIG CAT (6月)
 一度は不仲になった元DOPING PANDAのフルカワとの2マン。相手をステージに上げつつ、自分たちのライブをしっかりこなす。遠征した甲斐があった。
Q3. 2014年、ベストジャケット賞を教えて下さい
avarage in sci-fi
"Unknown Tokyo Blues"
全面アルミ仕様で絵も字もナシ。素手で触って指紋がつかないかという心配をさせる、面白いジャケット。
Q4. あなたが目覚ましに聴いてる(聴きたい)曲を教えてください
FILMAGEの公開に合わせて12月は毎朝DESCENDENTSとALLを聴いていたような気が。
自由スペースです。総括・コメント・宣伝なんでもどうぞ。
今年はFat Wreckがいろいろ出してアラサー歓喜の年だったんじゃないかと思います。少なくとも僕は。
あとFILMAGE、最高でした。二回くらい見ましょう。
来年も実り多き音楽との出会いのあらんことを。