thewarpedradio

Allister

Dead Ends And Girlfriends (1999)
1999年リリースの1stAlbum。彼らの特徴はメンバー全員が曲を書き、しかも曲によってボーカルが全然違うところであろう。しかもここの力量もなかなかのものである。しかし今作ではまだ当時彼らが10代であったこともあり、勢い重視の作品である。これはこれで好きだが多少どの曲も同じように聞こえてしまうのが残念。リズムが少し単調なためであり、アレンジがもう少し良くなるとかなり良くなっただろう。特にドラムかな。この当時のドラムは現GuのTimである。それでも全員がボーカルを取れるためその分やはりコーラスに厚みがあり、聞いていて気持ちがよい。2ndAlbumリリース後もこの作品から数曲ライブでやっているので彼らのとっても決して過去のものになっている作品ではないのだろう。ちなみに最後にはBackstreet Boysの"I Want It That Way"のカバーが収録されている。(これはScottのアイディアで、自分たちに興味を持ってもらうきっかけの一つになれば、と思ってしたらしいが少し後悔しているらしい)。全16曲。
☆☆★★★ Jimmy's Dreamgirl / Jacob Thinks I'm Gay / Friday Night / Picture
Melodic Punk The Masked Animals "Sideshow Pleasure"

Last Stop Suburbia (2002)
3年ぶりに発売された2nd。メンバーやパートチェンジなど発売までに様々な問題を抱えてた彼らだが、今作でかなりの成長を見せてくれている。前作は良くも悪くも勢い任せの部分がほとんどだったが、今作ではきちんと地に足をつけておりいい意味で疾走感はそのままに、メロディやコーラスに更に磨きがかかった。前作とは半分メンバーが違うが、彼らの特徴であるメインボーカルが曲によって違うのは変わっていない。若干前作ではドラムを担当していたギターのTomがメインを取る曲が多いかな。また今作は端的に言えばPop Punkではあるが、その中でもよりPopな曲や疾走感あふれる速い曲など様々なタイプの曲が収録されている。しかもどの曲もメロディの良さは一級品で全曲シンガロング出来る程なので、Pop Punk好きにはもちろん様々な層の人から支持を得られる作品であろう。特に"Somewhere On Fullerton"は彼らの代表曲に違いない。この曲だけでもまずは聴いてみて欲しい。全16曲。
☆☆☆☆★ Scratch / Radio Player / Flypaper / The One That Got Away
Camouflage / Somewhere In Fullerton / Westbound / Know It All
Melodic Punk Face Value "Never Start"

Guilty Pleasure (2006)
In-n-Outから発売された企画盤のCover EP。全体を通してまず感じることはScottの日本語の上達具合であろう。2004年に彼にアメリカでお世話になった時以上に上達しており、ほとんど違和感なく彼の発音は聞こえてくる。しかしそれが今回は災いしているのではないかと正直感じてしまう部分もある。日本の楽曲に関しては歌が問題ない分、日本のバンドのカバーと大して違いがなく、彼らがやる必要があったのかどうかと思ってしまう。また原彼ららしさがあまり感じなく良くも悪くも普通のEP、普通のカバーであると感じてしまう。もちろんアレンジの随所には彼ららしさを感じはするが、彼ららしさはメロディが一番如実に表しており、それがない今作は散漫な印象を受けてしまう。特にScottとTomの楽曲によるメインの使い分けがあまりにも異なる印象を与えるために別バンドを収録しているとの印象すら受ける。Cover EPに全体的な統一感を求めるのは酷なのは重々承知しているため、その点を気にしない人には十分楽しめる作品であろう。何よりも彼らの純粋なアレンジ力を楽しめる作品であり、今作が彼らに対する最初の垣根・敷居を取り除き、新しい層を開拓するには十分すぎる作品であろう。全8曲。
☆☆☆★ Cheryy / To Be With You / Sakura
Melodic Punk ------------------------------
Best Of... 20 Years & Counting (2019)
1stのリリースから20周年となる2019年に発売されたベスト。途中で解散していた時期があるため活動期間としては20年には満たないが、どの作品からも比較的まんべんなく選曲され、新曲も4曲収録されている。しかし3rd以降、特に復活後に顕著であったが、年令を重ねたが故にTimの声質が変わっていき、少し低音で若さもあり荒々しく歌い上げるボーカルがどんどんなくなっていった反面洗練されたことによってScottとTimの声質が同質化してきており、バンドとしての持ち味が減退してきていると言えるだろう。それは特に今回バンド側に権利がないために再録する形でしか収録できなかった楽曲や新曲に顕著に現れている。11曲目は少しロカビリー的要素を入れ込みながらもTimの低音を聞かせたボーカルが堪能できたり、19曲目はオリジナルに比較的忠実であるためにあの頃の空気感が残っているが、それが全体的には少ないのが残念である。全20曲。
☆☆☆ Stay With Me / Back to Brookline
Pop Punk ------------------------------