Allpot Futsch

Not Alone (2006)
	スイスのベテランバンド、Allpot Futschの4th。日本での知名度はほとんどないが、今作はRyan Greeneによるプロデュースである。その結果かは分からないが、今までの作品では見え隠れしてるだけであったメロディの力強さが全体を覆うようになり、また楽曲自体にも力強さを感じられるようになり格段に作品としてのクオリティが向上している。Metalの要素は皆無であり時代に逆行するかのごとく愚直までのストレートさが彼らの最大の武器であり、魅力でもある。派手さは全くないが、その反面変ななよなよしさもなく、力強いメロディと安定したリズム隊の上に所々に裏打ちのアレンジがあり良い意味で遊び心の詰まった作品と言える。平均的に高いクオリティである反面爆発力に欠けるとも言えるかもしれないが、往年のFace To Faceなどを彷彿とさせるバンドでありこれからも彼ららしさを貫いてくれるだろうと期待できるバンドである。全12曲。
☆☆☆★★★	Crash / Far But Deep / Punk Means / Copycat Keep Me Down / Without You / In Your Eyes
Melodic Punk	Face To Face "Big Choice"