Asuralbert II

In principio erat Verbum (2020)
	2020年2月2日のライブをもって活動休止になったグッドモーニングアメリカの金廣とペギが翌日に結成発表と同時に配信を開始した1stシングル。スタジオセッションで制作されたということもあり、前のめりではないがバンドとしての初期衝動を感じさせる荒々しさが残る楽曲となっているが、それ以上に金廣個人の嗜好が楽曲のみならず歌詞にも如実に現れた楽曲たちと言えるだろう。1曲目は彼の人生観などが比較的素直に歌われており、2曲目では3ピースであるがゆえにザクザクと刻むギターが金廣個人のルーツの一つであるブリティッシュロックの影響を感じさせる。また3曲目は現在の彼らの状況に対して素直にこのバンドを新たに始める決意表明をしているかのような歌詞が非常に印象的である。そういった金廣の個性にリズム隊のダイナミックさが加わった本作は、バンドとしてのスタートを高らかに物語るには十二分な完成度であり、「初めに言葉がありき」というラテン語を冠したタイトルからも想定できるようにこれからの活動でどのような姿に変化していくのか、非常に楽しみにである。全3曲。
☆☆☆★★	エビバデ / タリラリラ / Jitter batter
Rock	------------------------------