thewarpedradio

Bad Astronaut

Acrophobe (2001)
LagwagonのJoeyを中心に同じくDerrikなどと結成をした彼らのArmchair Martianとのスプリットに続く初の単独音源となる1st。JoeyのソロやThe Playing Favorites、Scorpiosなどの他のサイドプロジェクトとは一線を画し、Joeyが作り出すメロディや世界観を打ち出しながらもそれをバンドとして構築しているのが最大の特徴であろう。メロディックパンクをベースとしながらもインディーロック的な要素もあり、キーボードも入り込んで華やかさも加わった今作はJoeyお得意の転調も相まって哀愁感がより一層高まっている。Lagwagonを彷彿とさせるような疾走感あふれる3曲目などもあるが、この3曲目ではギターとキーボードのリフの応酬が非常に印象的であり、明るさや暗さなど様々な哀愁感を盛り込んだ名曲と言え、メロディの質感はLagwagonとは大きく異る。またそれに続く4曲目ではしっとりと歌い上げていたり、Hedy WestやElliot SmithのカバーもあったりなどJoeyのメロディメーカーとしての魅力だけでなく、ボーカリストとしての魅力が最大限に詰め込まれた作品である。全10曲。
☆☆☆☆ Greg's Estate / Grey Suits / 500 Miles
Only Good For A... / Logan's Run / Unlucky Stuntman
Melodic Punk Tony Sly "Sad Beer"