thewarpedradio

Bad Religion

Suffer (1987)
大迷作と名高い2ndからの解散を経て再び結集し発売された3rd。前作の迷走からは考えられないほど首尾貫徹した作品となっている。哀愁を前面に押し出したメロディと多彩なコーラスワーク。そしてほとんどの曲が2分以内に収まっているという潔さ。シンプルに且つ最初から最後まで一気に駆け抜ける疾走感はこの作品から始まっており、この後のいわゆるメロコアと言われるジャンルの、そして時代の幕開けとなった作品である。ハードコア然としていながらもハードロック的な影響も垣間見れるリフや、歌詞の内容も含めどこか緊張感や切実感を伴うような切れ味鋭いメロディやコーラスワークは、既にこの頃から完成されており唯一無二の存在である。正直個人的には昔はGregの声が苦手ではあったが、何度も聞いているうちに病みつきになる作品、バンドである。若干作品全体としては似たり寄っている曲もあったりまだ若干泥臭い部分もあるが、それでもこの作品の価値を下げることにはならず名盤の内の1枚である。そして彼らの歴史が本格的に幕を開けることとなった、そのきっかけにもなった1枚でもある。全15曲。
☆☆☆☆★ You Are (The Government) / 1000 More Fools / Give You Nothing
Forbidden Beat / Best For You / Suffer / Delirium Of Disorder
Do What You Want / Pessimistic Lines
Melodic Punk Dag Nasty "Can I Say"

The Process Of Belief (2002)
2回目の暗黒期を乗り越えて、高らかに復活を宣言したかのような彼らの12th。Gregという1人の天才によってだけでこのバンドは成り立っている訳ではなく、Gregと共にもう1人の天才Brettとの相乗効果によってこのバンドは成り立っているという印象をより強固にしてくれるような、そんな感覚さえも持たせてくれるような説得力に溢れた名盤である。1曲目の時点で、ここ数作のの悪くはないがどこかピースが欠けているようにも感じていた彼らの音がしっかりと再びハマったかのような疾走感、メロディの力強さに溢れている。しかしそこは単なる過去の焼きまわしではなく、どこかBrett不在時にあった若干のポップさやミドルテンポでの軽さも残っており、そういった過去の彼らを総括し、新たな音の幕開けとなっているかのようである。良い意味で相変わらずの金太郎的な要素を持ちながらも、作品の中盤で躍動から静寂へと切り替えさせる8曲目のような今まで以上に哀愁を感じさせる曲もある。若干後半にだれる部分は残念であるが、初期の面影を色濃く感じさせる懐かしさと新しさが同居する作品である。全14曲。
☆☆☆☆★ Supersonic / Prove It / Can't Stop It / Destined For Nothing
Materialist / Kyoto Now! / Sorrow / Epiphany / Lie
Melodic Punk Chaser "Numb America"