Baken Beans
I Want - I Can't (1997) | |
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アルバムとしては最初で最後である1st。バックインレイの背表紙にある作品のタイトルが何故かDrugs Are No Phoneと記載があり、本来のタイトルとは異なるという珍事が発生している本作は、まさしくあの時代特有のカッティングを入れ込み音の薄さと軽さによって緩急だけでなく勢いと緩さなどを両立させた楽曲が並んでいる。メロディもドイツのバンドらしく垢抜けない良い意味で野暮ったいような印象を受けるが、それが翻って彼らの魅力とも言えるだろう。また勢いだけでなく2曲目ではホーンを入れ込んでいたり、ジャーマンメタルの影響を感じさせるような11曲目があるなどのっぺりとしているようで、非常にバラエティに富んでいる。またその一方で緩さ加減も全開であり、そういった意味ではNot Availableを彷彿とさせるが、彼らよりももっと泥臭くうねうねしているような粘着性があるのが彼らである。90sのB級メロディックの代表格とも言えるような作品であるが、完成度は非常に高い名盤である。全16曲。 |
☆☆☆★★★ | Boring Time / I Don't Wanna Hold Your Hand Who's To Blame / Just A Man / Real Friends New Song Of Summer / I Want - I Can't Edge Of The World / Final Hippies |
Fast Melodic Punk | Not Available "Resistance Is Futile" |