thewarpedradio

Not Available

No Excuses (2014)
同じ所に留まるのを良しとせずに作品ごとにどんどん変化していくバンドもあれば、頑なと言ってもいいほどに自分たちのスタイルを決して曲げないバンドもいるが、このバンドは確実に後者であろう。この決して曲げない信念に似たものが、過去の作品が入手困難にも関わらずカルト的人気を集めている要因でもあるだろう。良い意味で今までの作品から変化はなく、安心して聞ける作品に仕上がっている。90年代のあの音を継承するのではなく、そのまま引き継いで継続しているサウンドはメタリックさは皆無であり、ソリッドで疾走感あふれるリフとキャッチーなメロディで終始駆け抜けつつも起伏に富んだサウンドはこのバンド特有のアレンジによるものである。緩急を使い分け、緩やかになる部分ではメロディを引き立てて、そのメロディと共に次の瞬間爆発するエネルギー感はどんなに作品を重ねても変わらない彼らの魅力であり、それは当然のごとく今作にも引き継がれている。また、この作品には比較的ミドルテンポの曲も多く収録されており、彼らの新たな一面にも触れることができる名盤である。全15曲。
☆☆☆☆ Raise Your Voice / I Don't Believe You / Mean Machine
Drinking Is Good / Kick Ass / Lost In Time / Song For You
Out Of Control / Leave Me Alone / Yesterday Love
Hello Boys And Girls
Fast Melodic Punk Millencolin "Tiny Tunes"
Grandpunks (2017)
前作から若干間は開いたが、その間に廃盤で皆が血眼になって探していた初期の音源を再発したりなど新作は出さないまでも、ここまで明確な活動休止期間もなく、バンドとしてはコンスタントに活動していた彼らが不意打ち的にリリースをした6th。このバンドは良い意味で昔から何にも変わっておらず、今作も1曲目からやられることは必至である。テクニカルになるのではなく緩急を駆使したシンプルな展開と、それによって魅力が最大限に発揮されているグッドメロディはどこをどう切り取っても彼らにしか出せない独特のサウンドに仕上がっている。また、前作で少し増え気味であったミドルテンポの楽曲が少なくなり初期のような勢いとコーラスを重視している楽曲が増えていることも特筆すべき点であろう。初期のようなSka的な要素が多いわけではないが、全体的な質感としては近代的な要素はなくオリジネーターはオリジネーターのままであることはこの作品が雄弁に語ってくれるような作品である。全13曲。
☆☆☆☆★ What You Don't Know / Shout It Out / Dumb Song / Beard Song
Keep The Style / Lessons / Time For Our Life / Lord Of The World
Goodbye / I Want More
Fast Melodic Punk Selfish "Major League Punkrock"