thewarpedradio

Balance & Composure

Separation (2011)
2009年に発売したTigers Jawとのスプリットなどを経て一気に知名度を上げた彼らの待望の1st。大きく分ければIndie Rockの中でもEmo寄りではあるが決してリバイバル系譜にあるサウンドではなく、ダイナミックながらもPost Hardcoreの要素もありつつも畳み掛けるかのような音の渦はシューゲイザーやグランジを感じさせる部分もある。更には90sのアンダーグランドから派生したオルタナティブ・ロックが根底にあり、そういったルーツをきちんと踏襲しつつも彼ら独特の質感を持つ作品に仕上がっている。それはメンバーが元々はThe Erection KidsやWar PigsなどのPunk畑から誕生したバンドであることが影響しているのだろう。エネルギーが一気に爆発するかのような力強さと神々しさを感じさせるメロディやギターワーク、そして様々な要素をバランスよくハイブリットに混ぜて昇華しきったサウンドは既にこの段階で彼ら独自の世界観を構築していると言えるだろう。全12曲。
☆☆☆★★★ Void / Separation / Quake / Stonehands / Fade
Progress, Progress / Patience / Defeat The Low
Indie Rock Circa Survive "On Letting Go"