thewarpedradio

Bedtime For Charlie

Morningwood (2014)
コンスタントにリリースを重ねる彼らのEP。前作ではスピード感を押さえてどっしりとした印象もあったが、今作ではそれを突き詰めたかのように力強さはそのままでありつつもキャリアや年齢を重ねた分の渋さがにじみ出た作品になっている。しかし3曲目や4曲目のように2ndの頃を彷彿とさせるかのような速い曲も収録されており、これは決して落ち着いたとかそういったことではなくて、勢いを出しつつも若さにまかせた無鉄砲さではなく良い意味で計算された哀愁が前面に押し出されている。カラッとした軽いノリであったり、メタリックなフレーズを前面に出している訳ではなく、ボーカルの良い意味で枯れた声質が哀愁漂うメロディにより深みを与えている。そのメロディと疾走感を押し出した姿は王道のMelodic Punkではあり、あくまでもメロディが主体ではありながらもそれを邪魔しないギリギリのラインでギターも様々なアプローチが取られており、コンパクトな作品ながらも聴きごたえのある1枚である。全5曲。
☆☆☆☆ Snapshot / Captain Chaos / Fallen / Silent Signs
Melodic Punk Homer "Painting Memories"