thewarpedradio

Better Luck Next Time

We'll Take It From Here (2013)
メンバーチェンジを経て約4年振りのリリースとなった4th。前作からの4年間の間に始めたサイドプロジェクトのメンバーが加入したことにより、それがどこまでバンドに新たな風を吹かせたのかはわからないが、本作は彼らの最高傑作と言ってもいいだろう。2000年代初頭のとびっきりポップながらも終始疾走しているサウンドは、哀愁というキーワードとは別のベクトルにはなるが1つのMelodic Punkの王道を今作で復活させたと言ってもいいだろう。それくらいメロディは青臭く、ここ数作で失いかけていた瑞々しさが完全に戻っている。しかしただ過去の焼きまわしをしている訳ではなく、テクニカルなリフを取り入れた曲があったり、若干薄くなりがちな音圧をキーボードで補ったりなど、現代的な解釈で新たな要素をも盛り込んだ作品となっている。言わば1stのサウンドに2nd以降のキーボードを大々的に取り入れたサウンドを上手く掛け合わせた極上のPop Punkとなっている。流行り廃りに関係なく、この路線を貫いていって欲しい作品である。全11曲。
☆☆☆☆ Weight Of The World / Down / Astay / Beauty Fool
Forever And Never / Tell Me / Mean For Change / Kaleidoscope
Pop Punk Relient K "Mmhmm"